タイムゾーン変換でよくある5つの間違い
「UTC+9だから9時間足せばいい」——そんな単純な話ではありません。実務でよく起こるタイムゾーン変換の落とし穴を解説します。
間違い1:UTCオフセットだけで計算する
「日本はUTC+9、ニューヨークはUTC-5だから時差は14時間」。普段はこれで正しいのですが、サマータイム期間中のニューヨークはUTC-4になります。つまり時差が13時間に縮まります。
さらに厄介なのは、アメリカとヨーロッパでサマータイムの切り替え日が異なること。3月にアメリカが先に切り替わり、ヨーロッパは約3週間遅れます。この間、普段の時差計算が通用しません。
間違い2:日付変更線を忘れる
「金曜17時に会議しよう」と日本から提案したとき、ニューヨークではまだ金曜の朝3時。しかしオーストラリアのシドニーでは金曜19時です。相手の曜日が自分と同じとは限りません。
とくに週末をまたぐ場合は注意が必要です。「月曜朝に返事します」と言った相手が、あなたにとってはまだ日曜の夜ということもあります。
- 日付を伴う約束は必ず曜日と日付をセットで伝える
- 「金曜日」ではなく「3月27日(金)」と書く
- UTC表記を添えると確実(例:2026-03-27 08:00 UTC)
- tokipickなら自動で各参加者の現地日時が表示される
間違い3:半端なオフセットを見落とす
インドはUTC+5:30、ネパールはUTC+5:45。30分・45分のオフセットを持つ地域は意外と多く、「だいたい5時間差」という雑な計算では30分ずれます。
オーストラリアも州によってUTC+8、+9:30、+10、+10:30(ロードハウ島)とバリエーションが豊富です。手動計算では追いきれません。
tokipickはブラウザのIntl APIを使ってタイムゾーンを自動検出するため、半端なオフセットも正確に処理します。手動計算のミスを防ぐには、ツールに任せるのが確実です。
間違い4:省略名を信用する
「CST」はアメリカのCentral Standard Time(UTC-6)ですが、中国のChina Standard Time(UTC+8)も同じ略称です。「IST」もインド(UTC+5:30)、アイルランド(UTC+1)、イスラエル(UTC+2)の3カ国で使われています。
略称だけで時間を伝えると、相手が別のタイムゾーンを想定する可能性があります。正式にはIANA形式(例:America/Chicago、Asia/Kolkata)を使うのが安全です。
間違い5:1回計算したら終わりだと思う
定例会議の時間を一度決めたら、ずっと同じ時差だと思い込むのは危険です。サマータイムの切り替え、メンバーの転居、出張先からの参加など、時差は変わり得ます。
定期的にtokipickで候補を出し直して、全員の現在の状況に合った時間を再確認するのがおすすめです。特にサマータイムの切り替え時期(3月と10〜11月)は要注意です。